母親が妊娠中に水とマンガンの摂取量が多いと、生まれてくる子どもが早期にぜんめい(呼吸時にぜいぜい、ひゅーひゅーという音がすること)になってしまうリスクを低くできるようだ。
水は意識して多く飲むと良く、マンガンについては、緑茶、ショウガ、シソ、全粒穀物などを多く取ると良いのだろう。
ニュージーランドのマッセイ大学の研究グループが、アジア太平洋臨床栄養学会が発行する専門誌アジア・パシフィック・ジャーナル・オブ・クリニカル・ニュートリション2014年12月号で報告した。
水を飲む量が多いとぜんめい2割減
研究グループは、ニュージーランド北部で募集した妊婦369人を対象に、母親の水/栄養分摂取と生後18カ月の子どものぜんめいとの関連性を調べた。
妊娠4カ月と7カ月で人体測定と3日間の食事記録を行い、出産後18カ月で子どもの測定と食事/ぜんめいについての質問を行った。
その結果、子どものおよそ3割は過去1年以内にぜんめいに襲われていた。
子どものぜんめいのリスクが高い母親は水道水、全粒穀物、お茶、果物の取る量が少ないという分析結果だった。
一方で、果物ジュース、ソフトドリンク、加工肉、魚製品、精製穀物製品については取る量が多かった。
栄養成分としては、母親の水とマンガンの摂取量が多いとぜんめいが少なく、ブドウ糖摂取量が多いとぜんめいが多いという関連性が判明した。
水の摂取量が少ない方の25%と多い方の25%ではぜんめいの発生が18.5%減っていた。マンガンでは同様の減少が17.4%になっていた。
1日ケーキ1個は要注意
ぜんめいは欧州系の人種の子どもで約3割だったのに対して、ポリネシア人の子どもは約4割と多かった。
ポリネシア人の母親は欧州人の母親より水とマンガンを取る量が少なかった。水は1日500mL分ほど少なく、マンガンは1mg強少なかった。マンガン1mgは、日本でなじみの食品で言えば、玄米ご飯1杯分くらいに当たる。
ブドウ糖は1日40g以上と、毎日ケーキ1個分ほどを継続的に食べていると子どものぜんめいにつながっていた。
マンガンは、緑茶やショウガ、シソ、全粒穀物などに多い。こうした食品を意識して取るようにしつつ、水を多めに飲むのが、子どものぜんめい予防の観点では大切であるようだ。
引用元:
「妊娠中は水を飲もう」、子どものぜいぜい呼吸を防ぐ、緑茶や全粒穀物なども大切(Medエッジ)