赤ちゃんのヘルペスはいまだに起きており、今でも「安定的」に母親から赤ちゃんに移っているようだ。ただし、母親の間での感染は減少傾向にあるという結果が出ている。
日本でも性感染症としてヘルペスは重要。海外のデータも参考に注意したい。
ワシントン大学の研究チームが、産科婦人科領域の国際誌オブステトリアル・アンド・ガイナコロジカル・サーベイ誌オンライン版12月号で報告した。
赤ちゃんにヘルペスがうつる
ヘルペスには1型(HSV-1)または2型(HSV-2)がある。赤ちゃんにとっては、出産近くに母親から感染するケースが大部分である。1型は主にくちびるや口の中に炎症を起こし、ヘルペス2型は主に性器の周辺に炎症を起こす。
赤ちゃんの性器ヘルペスは、過去数十年、安定に推移している。
生殖年齢の女性の間では、ヘルペス1型の減少については報告されていたが、ヘルペス2型の場合はよく分かっていなかった。
研究グループは、1989年〜2010年のヘルペス1型とヘルペス2型の血清有病率の傾向を調べている。
性器のヘルペスは大幅減少か
単純ヘルペスウイルス感染の実態は、出産前に調べた。
単純ヘルペスウイルスの遺伝子を検出できた人の割合は、1989年〜1997年の約55%から、その後10年間の1998〜2010年で約45%へと10%減少していた。
この間、ヘルペス1型の減少幅は小さかったものの、ヘルペス2型は、1998年〜2010年にほぼ半減していた。
特に白人女性の間ではHSV-2が特に大きく減少していた。
性行為での予防重要
研究グループは、「出産前に陰性で、妊娠後期にヘルペス陽性となった女性は、もともと陽性だった女性よりも赤ちゃんにヘルペスを感染させるリスクが高い」と説明している。
ヘルペスの感染は日本では増加していると報告されたこともあり、米国のようにはいかない可能性もある。性行為での感染が重要になる。予防や治療には注意したい。
引用元:
赤ちゃんのヘルペス母親譲り、性行為の感染に注意、問題あれば早めに治そう(Medエッジ)