子育てをテーマに活動する「子育ての文化研究所」(京都府宇治市)が、母親同士や家庭で楽しめる「子育てかるた みんなで子育て」を作製した。日本人の子育てに関する知恵や慣習などを盛り込み、活用を呼び掛けている。

 日本の子育て文化の良さを受け継ぎ、子育て中の母親たちの悩みを分かち合ったり、解決のヒントになるように、と作った。同研究所のメンバーや学生ら約300人から、文言を募集した。

 例えば、「せ」は「背中から何でも見ているおんぶの子」。母親や兄姉たちにおんぶされると、赤ちゃんにとっては背中越しに多くの物事を見る機会が増え、興味や関心が広がる効果があることを紹介している。

 「のんびりゆっくりその子のペース見守って」や「よなかの夜泣き私も泣きたい」など、心構えや苦労も共有できる内容にした。「宮参りおばあちゃんの出番です」は、産後の母親を気遣ったとも考えられる慣習を紹介している。挿絵は京都タワーや伏見稲荷大社などを添えた。

 代表の朱まり子さん(62)=京都市山科区=は「若いママは知らないことが多いはず。母親同士がワイワイと愚痴を言ったりすると、一枚のかるたからいろいろと話が広がる。高齢者にも懐かしんでもらい、お母さんと周囲みんなで子育てを考える機会になれば」と話している。

 かるたは300部作り、府内の子育て支援センターや、つどいの広場に配布し、利用を呼び掛けている。かるた全ての内容を掲載したポスターも5千部作製し、希望者に無料で配布する。問い合わせは同研究所Eメールinfo@kosodate−bunka.jpへ。



引用元:
育児のヒント、かるたに 京都・宇治の団体や学生ら(京都新聞)