今年もインフルエンザが猛威をふるっています。厚生労働省の発表によると、昨年末から流行し始めた季節性インフルエンザのウイルスは、A香港型。感染してから発症するまでが1〜2日、初期症状として関節痛やカラダのだるさがあらわれ、その後38〜40℃程度の高熱や激しい咳に見舞われると言われています。
今回は『教えて!「かくれ脱水」委員会』の高瀬義昌医師のアドバイスより、インフルエンザの感染予防方法と、感染後の注意点についてご紹介します。
インフルエンザ予防のカギは「湿度」&「手洗い」
当記事はnikkanCare.ism(運営:日刊スポーツ新聞社)の提供記事です
インフルエンザウイルスの活動が鈍くなるのは、室内の温度が22℃以上・湿度が40〜50%程度の環境だそうです。この時期は外気の乾燥、室内の暖房で湿度が低くなりますので、加湿器を置くなど対策が必要です。
基本的な予防策は、正しい手洗い。石鹸を使用し、手の甲やひらだけでなく、指の間、爪の中、手首までしっかり丁寧に洗いましょう。インフルエンザにはアルコール消毒も有効です。
厚労省では、「外出して人混みに入る可能性がある場合には、ある程度の飛沫等を防ぐことができる不織布(ふしょくふ)製マスクを着用することは一つの防御策と考えられる」としています。不織布製マスクとは、ガーゼ使用ではないマスクのことで、プリーツ型や立体型など、コンビニやドラッグストアでも購入することができます。
インフルエンザは、感染してから発症するまでに潜伏期間が1〜3日(最長7日)あります。この時期に発熱した場合、まずは医療機関を受診しましょう。
インフルエンザの特徴である発熱は大量の発汗を伴うことがあります。特に40℃近い高熱になると、1日に3リットルもの汗をかく場合もあるんだとか。
汗は水分だけでなく、電解質も多く含みます。そのまま放置すると、体の機能維持に必要な体液まで不足し、症状を悪化、回復を遅らせるリスクを伴います。
「意識的に」水分補給しよう
高瀬医師によれば、人は大量の発汗がある場合でも、のどの渇きをすぐには感じない、と言います。そのため、インフルエンザ発症時は意識的に水分を摂ることが大切だそうです。また、水分だけを摂って塩分などの電解質を摂らないと、体が塩分濃度の調節をしようとさらに水分を排出してしまうため、脱水状態を進行させてしまう恐れがあります。
経口補水液など、電解質を含む水分摂取を行いましょう。
いかがでしたか。インフルエンザは、時に肺炎や脳症等の重い合併症が現れることもあります。「去年ワクチンを打ったから大丈夫」と思った方も要注意。ワクチンの予防効果が期待できるのは、接種した2週間後から5か月程度までと考えられているそうです。
まずは、日ごろの予防対策を心がけましょう。
引用元:
インフルエンザ流行中は「かくれ脱水」に注意(東洋経済)