2014年の年末にかけて、RSウイルスの感染拡大が5週連続で続いていたが、いったん増加傾向は止まった。1月6日に発表された国立感染症研究所の感染症疫学センターによる速報値によると、12月21日までの2014年第51週目、週の報告数は7491人となり、依然として高水準ではあるものの、前週の8180人から報告数は減少した。
全国的に増加傾向いったん落ち着く
国立感染症研究所では全国約3000カ所の小児科の医療機関を対象として、RSウイルスの発生状況を継続的に定点観測している。
RSウイルスの報告数は全国的に減少傾向が見られた。最も多かったのは北海道の592人だが、前週の649人から減少。前週と同様に大阪府が577人で続いているが、やはり前週の621人から減少している。
これまでの国立感染症研究所のまとめでは、年齢別では、およそ7割が1歳未満。赤ちゃんの感染拡大がとまっているためと見られる。
RSウイルス感染症は2003年の感染症法改正から報告の対象疾患になった。報告数の多かった2012年、2013年を上回る流行が続いていた。
はな喉の風邪もいったん落ち着く
RSウイルスのほか、せきや喉といった呼吸器系の風邪についてもいったん落ち着きを見せている。喉の痛みや炎症を起こす「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎」は、第51週に1医療機関当たり2.89人と、前週の2.99人からやや減った。「咽頭結膜熱」は0.65人で、前週の0.66人とほぼ変わらない。
流行の拡大には減速傾向は見られるものの、依然として高水準ではある。人ごみに近づかない、マスクをするといった対策が重要になりそうだ。
引用元:
RSウイルス拡大が減速、はな喉の風邪も増えず、国立感染研が2014年第51週データ速報(Medエッジ)