妊娠中の女性ではホルモンが変化することはよく知られているが、妊娠の進行につれてパートナーである男性でもホルモンの変化が生じることが、米ミシガン大学(アナーバー)心理学准教授のRobin Edelstein氏らの研究で示された。研究論文は、「American Journal of Human Biology」オンライン版に12月15日掲載された。

Edelstein氏らは、第一子が生まれる予定の異性愛カップル29組を追跡調査した。妊娠第12、20、28、36週に、唾液中のテストステロン、コルチゾール、エストラジオール、プロゲステロンの濃度を調べた。

その結果、女性では予想どおり、4種類のホルモンがいずれも上昇していた(テストステロンは出産後低下した)。一方、男性ではテストステロンとエストラジオールの濃度がかなり低下したが、コルチゾールとプロゲステロンの濃度は変化しなかった。

Edelstein氏は、「男性でもホルモンの変化が生じており、それは他の研究で示唆されているよりも早く起きることがわかった。男性のテストステロンは徐々に低下する」と述べている。

男性でもホルモンが変化する理由や、それによる影響は明らかになっていない。しかし一案として、テストステロンが低い男性は攻撃性が低いため、良い保護者になる可能性があるとEdelstein氏は話す。

なお同氏によると、検出された変化は非常に小さく、低テストステロンというほどではない。変化の理由についてはさらに研究を重ねる必要があるという。(HealthDay News 12月17日)



引用元:
パートナーが妊娠すると「未来の父親」でもホルモンが変化する(健康美容EXPO)