初産で第3度あるいは第4度会陰裂傷を経験した女性は、そうではない女性に比べて第2子以降の出産で深刻な会陰裂傷を起こすリスクが5倍以上増加する。

初産で1人生んだ女性を対象に調査

 英国マンチェスター大学の研究グループが、産婦人科の国際誌BJOGの2014年12月号で報告した。

 会陰裂傷とは、出産の際に肛門と膣口の間が避けてしまうことを言う。出産の際には珍しくなく、あらかじめ会陰を切る処置も行われる。

 英国の国民健康保健制度のデータベースを用いて、2004年4月から2011年3月までの間に、初産を単胎妊娠で、満期の正常分娩として経験した女性で2012年までに第2子を出産した女性のおよそ64万人を対象として、分娩方法と第2子を出産する時の会陰裂傷の再発率を調査した。

会陰裂傷の後、4人に1人は帝王切開選ぶ

 結果、第1子の出産で第3度あるいは第4度の会陰裂傷を経験した女性の34人に1人が第2子の出産で帝王切開を選択していた。

 裂傷のなかった女性では第2子の出産で帝王切開を選択したのは1.5%にとどまった。

 第1子の出産で第3度あるいは第4度の裂傷を経験した女性で第2子を経膣出産した人のうち、再び第3度あるいは第4度の裂傷を経験したのは7.2%で、第1子で裂傷のなかった女性の1.3%に比べて5倍以上のリスクがあった。

出産方法の選択に配慮を

 第1子の出産で深刻な会陰裂傷を経験した人は、第2子以降の出産で再発のリスクが大きいことを考慮して出産方法を選択するべき。研究グループは忠告している。


 日本の出産現場でも問題になる。参考にしたいデータだ。


引用元:
出産時の会陰裂傷の再発リスク、第3度以上でリスクが5倍以上 英国人の女性60万人以上を調査(Medエッジ)