血糖を下げるインスリンが体内でつくれなくなる病気で、小児期の発症が多い1型糖尿病の患者や家族を支援するNPO法人「日本IDDMネットワーク」(佐賀市)が、発症初期の患者向けに、病気の特徴をまとめた冊子や生活に役立つ道具を詰めた「希望のバッグ」の無料配布を始めた。
日本初の取り組みとしており、井上龍夫理事長は「医師から『一生治らない』と宣告されて絶望のどん底にいる患者らが、このバッグで生きる希望を持ってくれれば」と話している。
同法人によると、1型糖尿病は生活習慣との関連が強い2型と異なり、認知度は低い。国内の年間発症率は10万人当たり1〜2人。根治のための効果的な治療法がなく、患者は生涯、注射などでインスリンを補う必要がある。
井上理事長らが平成24年6月、米国の1型糖尿病の研究支援団体を視察。同様のバッグを配っていることを知り「日本版」をつくろうと約1年前に準備を始めた。
バッグはリュックサック型で赤と黒の2色から選べる。冊子のほか、保護者が学校や幼稚園で病気への対応を説明する際、相手が理解しやすいよう要点をまとめたパンフレットや、万が一の際に救急隊員が患者であることを一目で判別できるストラップを用意。
血糖測定器や注射器をしまうポーチも入れた。
引用元:
「希望のバッグ」届けます 糖尿病初期患者を支援(産経新聞)