ここ最近では、母乳育児の大切さが改めて伝えられていますが、育児休暇が明けて職場復帰するタイミングで断乳を考えているというママも多いのでは?

でもちょっと待って! 実はおっぱいを長く続けることで赤ちゃんだけでなくママ側にも良い効果があるのです。

今回はママにとって気になる病気と母乳育児との関係についてお伝えします。

■ 今ドキママの断乳時期

おっぱいを卒業する時期に正解はないと言われています。1歳を過ぎ、離乳食が幼児食になる頃にそろそろかな、と思うママが多いようです。

ところが、WHOとユニセフの調査によれば世界の卒乳平均は4.2歳とのこと! WHOでは生後6カ月まで完全母乳育児を行い、その後は適切な食事を補いながら2歳かそれ以上まで母乳を続けることを推奨しています。

ママが決めた時期に母乳をやめる「断乳」から、最近は赤ちゃんが自然におっぱいを卒業する「卒乳」の考え方が出てきました。

日本でも母乳育児が見直され、少しずつ母乳をあげる期間が長くなってきているようです。ご飯も食べて元気に遊んで問題がなければ2,3歳までおっぱいを続けてもよいという風潮になってきました。

■ 母乳育児と更年期障害の関係

月経、妊娠、出産、授乳など、女性の体はホルモンに左右されています。そして自分の母親世代を見ていると、顔がほてる、汗をかきやすい、などの症状が現れる「更年期障害」もかなり心配ですよね。

実は昭和30年頃から粉ミルクが改良され、ミルクがメジャーになりました。おっぱいだけで育ったわ、という現代のママは意外と少ないのでは?

そんな子育て時代を経験した50歳前後の女性を対象に、母乳育児期間と更年期障害との関係の研究報告があります。

その結果、1年以上おっぱいを続けた人は、主にミルクで子育てした人よりも、全般的に更年期症状の発現頻度が低かったとのこと。症状があっても日常生活に注意する程度で済んでいるよう。さらに驚くことに、3年以上おっぱいを続けた人は特に更年期症状の発現が低かったのです。

授乳中に月経が再開する場合もありますが、どうやら長期の授乳による無月経期間の長さが影響しているようです。

妊娠・出産・授乳と無月経の間、卵巣はゆっくり休むことができます。そしてママは更年期の卵巣低下と似たような状態を体験しているそうで、ママの一生のホルモンバランスを整えてくれているようなのです。

■ 母乳育児が見直されている理由

最近はWHO、ユニセフの推奨もあり、母乳育児が見直されています。
その理由は母乳からの栄養や免疫によって赤ちゃんの体を守ったり、乳幼児突然死症候群との関連、そして子どもの心の安定などが挙げられます。

ママも産後の子宮の戻りがよくなるのは昔から言われていますよね。ぜひとも続けたいと願うママも多いのではないでしょうか。

ただし、母乳育児はとてもデリケートな問題。母乳の出が悪い、乳腺炎、仕事やママの体への負担が大きく、母乳を思うように続けられない場合もあるので自分の身体と相談しながらにしましょう。

また、夜間の授乳はむし歯のリスクが高まるのも事実。1歳過ぎや幼児食でおっぱいを続けるときは、歯科医院でむし歯になりやすいか、きちんと磨けているかチェックしてもらいましょう。

ママと赤ちゃんの数だけある、おっぱいの物語。

母乳育児は長い人生の中で見ればほんの短い期間です。今だけの赤ちゃんとの時間を大切にしたいですね。



引用元:
判明!「おっぱいを3歳以上まで続ける」とアノ病気の発生率が低下する(エキサイトニュース)